こんばんは、愛原菜々です^^
今回は、価値の伝え方というテーマでお伝えします。
もし今あなたが、
・お客様に一生懸命説明しているのに、反応が薄い
・ちゃんと伝えているはずなのに、次につながらない
・「良かったです」と言われて終わってしまう
こんな経験があるなら、最後まで読んでみてくださいね^^
サロンのカウンセリングであなたの価値が伝わらない“真の原因”
あなたは、お客様に「ちゃんと自分の価値を伝えているはず」と思っていませんか?
技術のことも、身体の状態も、必要なケアも、きちんと説明している。
それなのに、なぜかお客様の行動は変わらない。
私自身、このような経験をしたことがあります。実はこれ、多くのサロン経営者さんが同じところでつまずいています。
理由はとてもシンプルです。
価値が伝わらないのは、あなたの説明が足りないからではありません。
「正しいこと」を伝えているだけで、「お客様が知りたいこと」を伝えられていない、ということです。
サロン集客で見落とされがちな「お客様が本当に知りたいこと」
お客様が本当に知りたいのは、「正しい情報」そのものではありません。
・私は今、どんな状態なのか
・このままだと、どうなりやすいのか
・私にとって、何が一番いいのか
このような“自分のこととして分かる答え”です。
例えば、施術後にこんな説明をしていませんか?
「この筋肉が硬くなっていて、血流が悪くなっています。」
これは事実としては正しいですし、間違っていません。でもお客様の頭の中では、「それで…私はどうしたらいいんだろう?」と、思考が止まってしまいます。
なんならお客様は、「お家でストレッチをした方がいいのかも」「マッサージに行った方がいいのかも」なんて勝手に想像を膨らませて、あなたのサービスを継続することとは全く違うことを考え始めます・・・(苦笑)
リピートにつながるサロンのカウンセリングでの伝え方とは
一方で、このように伝えたらどうでしょうか?
「今の状態だと、このまま放っておくと、こうなりやすいです。なので、このようなアプローチが必要です。まずはこのペースでケアしていくと、こんな変化が期待できます。」
このように伝えると、お客様は「なるほど、そういうことなんですね」と安心します。勝手に一人でなんとかしようという思考にもなりにくいですよね。これはひとつの例ですが、こういった言葉をどのタイミングでどのように伝えるかがとても大事です。
これは、説明が上手いかどうかではありません。視点が“施術者目線”か“お客様目線”かの違いです。価値を伝えるとは、たくさん話すことでも、専門的に説明することでもありません。お客様が「自分のことだ」と理解できる形で、判断材料を渡してあげることです。
これができると、無理に売り込まなくても、「じゃあ、次もお願いします」「その通りに通ってみます」と、自然に次の一歩につながります。
サロン経営で成果を分ける「相手目線」という考え方
価値が伝わらないのは、あなたの技術が足りないからでも、説明が下手だからでもありません。お客様にとって“自分ごと”として理解できる、伝わる順番と伝え方ができていないからなんです。
これができるようになるには、“お客様目線”、つまり“相手目線”になれるか?が重要なポイントになります。ここで余談ですが、この”相手目線”ってどうやって身につけたらいいと思いますか?
私は大学を卒業してから営業職を経験してきましたが、当時の上司からはこう言われました。
『日常生活でできないことは仕事でもできない』
「普段から相手目線になれってことか。なんだ、そんなことか〜」と思うかもしれませんが、これを本気で意識して日常を過ごすと、
・自分がどれだけ自分が喋りたいことだけを喋っているか
・相手のことを考えて伝えることができていないか
ということに気付くはずです。
相手目線になるには、【自分ができていない】という現実を受け入れるところからスタートです。自分は「やっている」「できている」と思っていたら、いつまで経っても改善はできません。ぜひ、日常から意識してみるということを訓練してみてくださいね。
おそらく、この内容を読んで「なるほど!」と思ったとしても、実際に行動する人は1%もいません。この時点で勝負は決まります。競争が激しいサロン業界で生き残るためには、当たり前のことを当たり前に、もしくはそれ以上にできる人です。
日々の積み重ねが、あなたのお客様に対する姿勢や伝え方、サロン経営につながっていきます^^
今回の内容が、あなたのサロン経営のヒントになれば嬉しいです★
2025年最後の投稿がちょっと厳しめになりましたが(笑)、みなさんのビジネスが来年さらに飛躍の年になることを願いながら書きました。次回の更新は年明けです。今年も1年ありがとうございました!良いお年をお過ごしくださいね^^










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