サロン経営コンサルタントの愛原菜々です!
前回のブログでは、集客できない3つの原因と、集客媒体には「プッシュ型」と「プル型」の2種類あるというのをお伝えさせていただきました。
ホームページやSNS、検索広告といった待っているだけの集客媒体(プル型)では、見つけてもらえるのを待っているだけなので、なかなか集客ができません。
集客を安定させるためには、こちらからアプローチできる攻めの集客媒体(プッシュ型)を活用することが必要ということをお伝えさせていただきました。
今回は、プッシュ型の媒体のなかで効果的な集客媒体とは?、他の媒体と比較してどんなメリット・デメリットがあるのか?を紹介したいと思います。
サロン集客で効果的なプッシュ型の集客媒体とは?
結論からお伝えすると、SNS広告です。
SNS広告とは、Facebookやインスタグラムの広告のことです。
SNS広告を活用することで、通常の投稿では自分の発信が届かない人にも自分のサロンを知ってもらうことができるようになります。
SNS広告がなぜ有効的なのか?メリットについてお伝えしていきたいと思います。
SNS広告のメリット①少ない広告費から始められる
例えば、ホットペッパービューティーに掲載する場合、毎月3〜5万円かかり、しかも年間契約だったりしますよね。
そうなると、単純計算で50万円くらいの契約をしていることになるので、万が一集客できなかったときのリスクは大きいですよね・・・。
では、SNS広告はどうかというと、1日100円(正確には1ドル)から始められます。
誤解のないようにお伝えすると、成果を出すという意味では1日1000円以上の予算があるとよいです。
SNS広告は契約期間などはないため、低予算で気軽に始められるというのがメリットです。
SNS広告のメリット②好きなタイミングでキャンペーンを打てる
メリット①でお伝えしましたが、SNS広告には契約期間はありません。
好きな時に掲載して、好きな時に掲載を下げることができます。
なので、新規をたくさん集めたいときやキャンペーンを打ちたい時など、必要に応じて広告をかけることができるのが
大きなメリットといえます。
SNS広告のメリット③細かなターゲティング設定が可能
ホットペッパーなどのクーポンサイトでは、クーポン巡りの人が一定数いたり、競合サロンがたくさん掲載されていて、
価格競争になりやすいです。
そして、チラシや地域紙では配布エリアは指定できますが、ターゲットをピンポイントで狙うのは難しいですよね。
例えば、40代女性がターゲットだとして、50代の男性の住まいに配布されたり、ターゲットじゃない人にも配布されちゃいますよね。これってとっても非効率的ですよね。
SNS広告の場合、年齢や性別、住んでいるエリア、趣味嗜好など、どんな人に広告を表示させるか細かく設定することができます。
つまり、広告費を有効に活用できるということです。
SNS広告のメリット④短期間で効果を得られやすい
集客媒体は「無料」か「有料」、このどちらかです。
無料集客(例えばインスタ投稿やブログなど)は、お金はかかりませんが、時間がかかります。
一方、SNS広告は有料ですが、短期間での効果を見込めます。
それはメリット③でお伝えした、ターゲティングの精度が高いため、ターゲットにアプローチすることができて、自分のサロンを認知してもらいやすいからです。
SNS広告のメリット⑤効果測定により改善しやすい
私がサロンを開業した時、チラシで集客をしていたのですが、チラシを改善したいと思ったときに、何をどう改善したらいいのかわからない・・・ということがありました。
- 配布したエリアが悪かったのか?
- デザインが良くなかったのか?
- 初回メニューの内容が魅力的じゃなかったのか?
- 料金が高すぎるのか?安すぎるのか?
- キャッチコピーが魅力的じゃなかったのか?
などなど、何をどう改善したらいいのかわからず、次の施策を考えることの難しさを感じていました。
ですが、SNS広告の場合、数字ですべて計測できます。
何人の人に広告が表示されて、
何人の人がクリックしてくれて、
何人の人が申し込みをしてくれたのか、
どの広告デザインや打ち出しが最も効果的か
など、すべて数字で見えるので、効果測定しやすく改善がしやすいです。
以上、SNS広告の5つのメリットをご紹介しました。
「でも、デメリットもあるでしょ?」と思う方もいらっしゃると思うので、デメリットについても解説をしていきたいと思います。
SNS広告のデメリット①専門知識が必要
ここまで読んで、「SNS広告をやってみたい!」と思っている方がいるかもしれませんが、知識がないままやると
お金をドブに捨てることになるので注意が必要です。
広告運用は、それなりの知識が必要です。
管理画面はとても見づらいし、専門用語も多いし、数字もたくさん出てきます。
どの情報が自分にとって必要な情報なのかを判断できないと、改善もできない状態になるので効果を得られないことになります。
また、よくある失敗として、インスタのホーム画面の自分の投稿から「投稿を宣伝」というボタンから手軽に広告を出稿してしまう方がいるのですが、このやり方は成果を得られないため注意が必要です。
SNS広告のデメリット②外注費が高い
自分でやるのは難しいので、専門の業者に外注するという方法もあります。
ですが、デメリット①で述べたように専門性が高いため外注費はそこそこいいお値段します。
業界の平均は、運用手数料として広告費の20%(最低でも月額6万円〜+広告費)が多いです。
なかには運用手数料が安い会社もありますが、運用ノウハウがなかったり、ちゃんと運用していないケースもあるので
安かろう悪かろうです。
SNS広告が自宅サロン・個人サロン集客で活用されていない理由
前章でSNS広告のデメリットについてお伝えさせていただきました。
このようなデメリットから、
- 自分でSNS広告をやるのは難しい
- 外注するのもハードルが高い
という理由で、SNS広告を活用できないサロンがとても多いのです。
逆に、穴場の市場であるとも言えます。
多くのサロンが活用できていないからこそ、競合サロンと競争になりにくいというメリットがあります。
なので、私のスクールでは、SNS広告の知識をちゃんと身につけて、自分でできるようになって、集客をコントロールして
売上を安定させる方法を教えています。
今回はSNS広告とは何か?メリット・デメリットについてお伝えさせていただきました!
あなたのサロン経営のお役に立てたら嬉しく思います。
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