こんにちは、サロン経営コンサルタントの愛原菜々です。
前回の記事では、数字の振り返りを来年の行動につなげる考え方についてお話ししました。
サロン経営改善のポイント|センターピンを狙う考え方
【前回のまとめ】
・全部やろうとしない
・一番影響が大きい1点に絞る
・来年、経営を改善するために1点集中するとしたら「ここだけ」はどこ?を考える
・センターピンを狙う

今回は、私自身が実際に「センターピン」を決めて行動したときの話をしたいと思います。
もし今あなたが、経営を改善したいけれど何から始めたらいいのかわからない、センターピンと言われても正直イメージが湧かない、そんな状態でしたら、ぜひ最後まで読んでみてくださいね^^
サロン集客がうまくいかなかった頃の私の実話
私は経営について右も左も分からず、とにかくがむしゃらに頑張り続けていた時期がありました。当時の私は、「売上が上がらないのは集客ができていないからだ」と思っていました。
そのため、チラシ、クーポンサイト、ホームページ、SNSの毎日投稿など、思いつく限りの集客を片っ端からやりました。それでも売上は上がらず、次は「商品力が足りないんだ」「技術がまだまだなんだ」と考えるようになりました。
新しい技術を学び、メニューを増やし、技術をブラッシュアップすることにも力を入れましたが、頑張っても頑張っても売上は一向に上がりませんでした。
サロン経営が変わった本当の原因への気づき
ある時、私はようやく気づいたんです。
売上が上がらない原因は、集客が足りないことでも、商品力が足りないことでもありませんでした。
本当の原因は、「集客してもお客様がリピートにつながっていないこと」でした。
当時の私のサロンのリピート率は20%以下と、かなり低い状態でした。
リピート率を改善するにはどうしたらいいのか。商品力(技術の向上)以外でやるべきことは何か。そう考えるようになりました。
サロン経営のセンターピン=顧客理解
このとき経営を学んで、一番最初に私の心に響いた言葉があります。
それは、「既存客から順に価値を提供する」という言葉でした。
この言葉に出会うまでの私は、新規集客ばかりに意識が向いていて、既存のお客様に意識を向けることができていませんでした。
そこで初めて、「既存のお客様に意識を向ける」ということをしました。
どんなお客様が来てくださっているのか、何を求めて来てくださっているのか、私のサロンのどんなところに価値を感じて来てくださっているのか、なぜたくさんあるサロンの中から私のサロンを選んでくれているのか。
数少ないリピーターさんでしたが、今来てくださっているお客様のことをちゃんと知ろうと思うようになりました。
つまり、【顧客理解】。これこそが、私の最初のセンターピンでした。
サロン集客の考え方が変わった瞬間
お客様のことを知り、自分が選ばれている理由や、お客様目線での自分自身の価値を知ったことで、それまでの「とにかく、たくさんの人を集めたい」という思考から、「自分のサロンを本当に必要としている人に、どうやったら来てもらえるのか」という思考に変わっていきました。
このセンターピンを決めて行動したことで、集客の量を増やすことではなく、「誰に、どう関わり続けてもらうか」に一点集中するようになりました。
そして、私のサロン経営は大きく変わっていきました。
既存のお客様への価値提供はもちろん、来てほしいお客様が明確になり、発信や見せ方を変えたことで、予約の電話の段階で「先生にお願いしたい」と言われるようになり、来てほしいお客様でいっぱいのサロンになりました。
こちらがガツガツとセールスをしなくても、リピート率80%を超えるサロンをつくれるようになりました。
あなたのサロン経営のセンターピンは何でしょうか。
今回の内容が、あなたのサロン経営・サロン集客のヒントになれば嬉しいです★









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